「がん」に対する治療は様々ですが、

がん治療によって引き起こる変化ってなんだと思いますか?

わたしがまず思い浮かべたのは「脱毛」です。

 

最近では、乳がんで亡くなった、

フリーアナウンサー小林麻央さんの記憶が新しいかもしれません。

闘病生活により髪の毛が抜け、

金髪のウィッグをつけていたことが印象深いです。

 

そんながん治療による外見の変化。

がんになったらしょうがないものとして考えてしまいますが、

しょうがないものなのでしょうか?

病気の症状はもちろんのこと、外見の変化もがん患者の方にとっては、

大きな悩みではないでしょうか?

 

そこで、

がん治療による外見の変化をカバーする保険ができました。

新たな保険商品を導入するのは、

白いアヒルのCMで有名なあの会社です。

 

新たな保険とは

 

アフラックの外見ケア特約です。

 

 

2018年4月から導入されることになりました。

保障内容は、がん治療の副作用や手術による

“外見上の変化”に対するケアを目的としています。

 

この保険の特徴として、

がん治療による頭髪の脱毛に対する保障があります。

これは、生命保険業界で初の試みです。

 

外見ケア特約について

保険内容

 

アフラックが自社のがん保険契約者に調査したところ、

治療を受けた約3人に1人が外見に変化がありました。

 

このうち6割近くの人で、

抗がん剤の副作用による頭髪や眉毛の「脱毛」が起きたといいます。

しかし、ウィッグの購入代は治療費とは別で医療費控除も適用されません。

そのためアフラックは、給付金をウィッグの購入費用に充ててもらうことを目

的に「外見ケア特約」を導入しました。

 

治療を原因とする脱毛だと医師に診断された場合、10万円が給付されます。

ウィッグの購入費用は平均11.7万円で、この金額を参考に給付金額が設定され

ています。

また、がんの摘出手術で顔や手足を切除した場合には、

義手や義足購入の補助として20万円が給付されます。

 

 

特約保険料は、

男性は30歳で月20円、60歳で164円。

女性は30歳で月32円、60歳で111円になります。

 

導入の経緯

 

働き盛りの世代でがんになっている人が増加していることから、

がんの治療と両立しながら仕事をする人が増えてきています。

 

外見ケア特約はそうした人たちのニーズに応えるため、

働いていると特に気になる外見上の悩みに特化されています。

 

アフラックの広報担当者の方は、

「がん治療をしながら働く人の外見上の悩みに応えることで、仕事との両立を

支援するため」にこの保険を導入したと言います。

 

 

まとめ

 

時代の変化と保険商品は伴っている。

「外見ケア特約」を通して、改めてこう感じました。

がん治療をしながら働く人が増えたという変化により、この保険は導入される

ことになりました。

 

保険は加入して安心ではなくて、時代や自分自身の変化に伴って、

常にアップデートしなければいけないなと思います。