ついこの間、新卒の子が生命保険に加入するってことで、

私に話を聞いてきてくれたんですね。

そのときにその子が、

「こんなこと聞くの恥ずかしいんですけど・・・」って言いながら生命保険の

用語や仕組みの「基礎的」なことを聞いてきたんです。

でも、この「基礎的」なことって、

その子に限らず分かっていない人って多いと思います。

 

今日は、そんな生命保険の「基礎用語」について話します。

小難しくならず、さらっと読んでみてください。

 

「生命保険」に出てくる基礎用語

生命保険の小難しさって、

「専門用語」が多いことも理由のひとつだと思うんです。

かといって表現を間違えると、意味も変わってしまって

分からなくなってしまいます。

だからこそ、まず基礎用語は覚えて欲しいと思います。

用語を覚えるだけで、生命保険はぐんと分かりますからね。

 

保険契約者

保険料を支払う人のことです。

さらに言うと、

生命保険会社と保険契約を結んで、

契約上のいろいろな権利と義務を持つ人です。

権利は契約内容変更などの請求権だったり、

義務は保険料の支払い義務があるっていうことです。

 

被保険者

保険がかけられている人のことです。

この人の生死・病気・ケガなどが保険の対象になっています。

 

受取人

保険金を受け取る人のことです。

保険料・給付金・年金など

の保険金を受け取ります。

 

保険料

契約者が生命保険会社に払い込むお金です。

 

保険金

被保険者が死亡・高度障害状態のとき、

また保険契約の満期までに生存していたときに、

生命保険会社から受取人に支払われるお金です。

 

保険金が支払われると保険契約は消滅します。

 

給付金

被保険者が入院したとき、手術をしたときなどに、

生命保険会社から受取人に支払われるお金です。

 

支払われると契約が消滅する「保険金」と違って、

「給付金」は支払われても契約は継続します。

 

「生命保険」の登場人物は3人!

保険において登場する人物は3人います。

さっき説明した「契約者」「被保険者」「受取人」です

 

保険の難しいところが、

この3人が同じときもあれば、違うときもあるということ。

 

例えば夫婦の場合。

死亡保険のとき、

契約者と被保険者が夫で、受取人が妻。

医療保険のとき、

契約者・被保険者・受取人すべてが夫になる場合もあります。

契約者と受取人が夫で、被保険者が妻なんていうパターンもあったりして。

 

注意したいのが、

この3人の組み合わせによって、「かかる税金」も違ってくるということ。

 

間違いやすい「保険料」と「保険金」

一文字しか違わないのに、この2つはまったく逆のものです。

保険料は、契約者が保険会社に支払うお金。

保険金は、保険会社がお客様(受取人)に支払うお金です。

 

料金はお客様が支払うお金だから、

「保険料」は契約者が保険会社に支払うもの。

それで、「保険金」は真逆のものだから、

保険会社がお客様に支払うもの。

私はそうやって覚えました。わかるかな?

 

まとめ

こうやって見てみると、

専門用語も簡単じゃないですか?

 

基礎的なことを知らないから、

生命保険への小難しい先入観が大きくなっちゃうんですよね。

 

なんでも「基礎」が大事です。

今後必ず役に立つと思うので、覚えていってくださいね。