郵便局に行くと目にする「かんぽ生命」
「郵便局なのに何で保険を売っているんだろう?」
そう思った人はいませんか?
そもそも「かんぽ生命」ってなんなんでしょう?
普通の生命保険となにが違うんでしょうか?
くわしく見ていきましょう。
かんぽ生命とは
「簡易保険」は、大正時代に一般庶民が簡単に加入できる保険を郵便局で取り
扱ったのが始まりです。この簡易保険を略して「かんぽ」と言っていて、その
呼び名は今でも親しまれています。
ただ厳密には2007年の郵政民営化後は、かんぽは販売されていません。
「郵便局で扱う保険=かんぽ」というイメージが今も定着しているんです。
じゃあ「かんぽ生命」ってなんなのか?
これは郵政民営化によって、郵便局が民営化され4つの会社に分かれました。
窓口サービスを行う郵便局・郵便は日本郵便・貯金はゆうちょ銀行・そして保
険はかんぽ生命の4つです。
かんぽ生命で販売している保険商品は、終身保険や定期保険・学資保険みたい
に民間の生命保険会社と同じような商品を取り扱っています。
ただ、かんぽ生命で扱う商品には加入金額に上限があります。
かんぽ生命で扱う商品について
販売している商品は民間の生命保険会社と変わらないとなると、
かんぽ生命の保険商品はなにが違うのか?
まずは、保険金!
満16歳以上は基本契約1000万円の限度額があります。
なので、保険金が2000万円とか3000万円とかいう高額商品はありません。
あと、保険に加入する時「医師の診査がないこと」も特徴のひとつです。
郵政民営化前から、医師の診査がなく「簡易」に加入できた仕組みを民営化後
のいまも継続しているんですね。
ただ医師の診査がないと言っても、病気にかかっていても大丈夫というわけで
はないので気をつけてください。
まとめ
郵便局で目にする「かんぽ生命」の保険商品。
大正時代に一般庶民でも「簡易」に加入できる保険をということで、簡易保険
(かんぽ)として郵便局で取り扱われるようになりました。
郵便局が民営化されて各事業が分社化されても、民営化前の誰でも「簡易」に
加入できる保険というかんぽの仕組みは変わっていません。