みなさん、「生命保険」には加入していますか?
「はい!」と答える人がほとんどだと思います。
なんでって、日本人の約9割が生命保険に加入しているんですから。
この生命保険の高い加入率からみて、わたしはこう思いました。
「真面目で用心深い日本人のことだから、
生命保険への加入も必要なものなんだろう」と。
そう思っていたわたしがバカでした。
日本人と生命保険の関係は、
国民性がつくりあげた虚像のひとつなんです。
どういうことかって?
くわしく見ていきましょう。
日本人の生命保険加入率
生命保険文化センターの平成27年度「生命保険に関する全国実態調査」
によると、日本人の生命保険の加入率は以下のようになりました。
全生命保険世帯加入率 89.2%
*全生保は、民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等を含む。
*世帯員2人以上の一般世帯
日本人の約9割というほとんどの人が生命保険に加入していることが分かります。
この加入率は、世界からみてもとても高いです。
これが「生命保険大国」と呼ばれる理由です。
「みんな“万一”に備えて、ちゃんと考えているんだな。」
と同じ日本人として、しみじみ感心していました。
けど、違うんです。そんないいもんじゃないんです。
生命保険を理解していない日本人?
同じく生命保険文化センターの調査によると、こんな結果も出ていました。
「生命保険や個人年金保険に関する知識全般についての自己評価は?」
という今回の調査であたらしく加えられた質問がありました。
その結果がこちら。
「十分に知識がある」29.9%
「ほとんど知識がない」68.6 %
9割もの日本人が生命保険に加入しているにも関わらず、
7割もの日本人が生命保険を理解していなかったんです。
知識がないのに、
“なんとなく”生命保険に入っている結果がこれです。
わたしは、
この結果から「日本人の国民性がよくでているな。」と思いました。
周りがやっているから、自分もやる。
そんな考えの人が多いのではないでしょうか?
まとめ
以前こんなニュースがありました。
日本の就職活動についてです。
黒髪・黒スーツ・黒シューズ・黒バッグが日本のお馴染みの就職活動スタイルですよね。
このみんな同じで当たり前というスタイルが、海外からみて「変だ!」というニュースでした。
わたし自身、当たり前だと思っていたので、
なんの疑問もいだきませんでした。
この“なんの疑問もいだかない”ことが、日本人の国民性ではないでしょうか?
みんながやっているから当たり前。
そう思うんです。
これは決して悪いわけではなく、
当たり前じゃないことをやれというわけでもありません。
ただ、何事に対しても「本当に必要なことなのか」ということを、
まず自分で問いかけることが大事だと、わたしは思います。
話が逸れましたが、
このことは日本人の加入率が約9割を占める、
生命保険にも言えるということです。
ほんとうに必要なのか、必要なことはなにか、いま一度ご自身で確認してみてください。