「想像していたより保険金がもらえなかった!」

 

そんなこと聞いたことありませんか?

それには保険の「期間」が関係しているんです。

 

どういうことか?

 

くわしく見ていきましょう。

 

期間によって分かれるタイプ

 

生命保険には、「期間」において2つのタイプがあります。

 

1つ目は、一生涯保険金が支払われるタイプ

2つ目は、一定期間だけ保険金が支払われるタイプです。

 

多くの日本人は、2つ目の「一定期間だけ保険金が支払われるタイプ」

に加入しているんですね。

 

これが、のちのち保険金の悲しいギャップにつながるんです。

 

保険金額のギャップ

 

「悲しいギャップ」ってどういうことかって言うと。

 

公式データによると、※

平均加入保険金額は1689万円。

平均して保険金額が1689万円の保険に加入しているということ。

 

それに対してどうでしょう。

実際に受け取っている平均保険金額はなんと、252万円なんです。

 

実際に受け取っている保険金額は、

受け取るだろうと思っていた保険金額のほんの一部。

全然もらえてないんですよ。

 

これはどういうことなのか?

 

こんなの詐欺だ!と一瞬思ってしまうんですが、

これには、さっき言っていた日本人の多くが加入している保険が

「一定期間だけ保険金が支払われるタイプ」ということが関係しているんで

す。

 

※【出所】

「生命保険協会平成24年度生命保険の動向」

「生命保険文化センター平成24年生命保険に関する全国実態調査」より

 

一定期間の落とし穴

 

例えば、

33歳から65歳の契約で、

3000万円の保険金を受け取ることができる場合。

 

保険金を受け取ることができるのは、

もちろんですが「65歳」までです。

65歳を過ぎたら3000万円を受け取ることはできません。

 

これが「一定期間だけ保険金が支払われるタイプ」ということです。

 

じゃあ、実際65歳まで死亡する確率はあるのか?

 

3000万円は死亡することがないと支払われないですからね。

これは保険の基本です。

 

死亡する確率

 

生まれてから65歳までに死亡する確率はどのくらいでしょうか?

 

13.1% 

 

生まれてから65歳までに死亡する確率は、13.1%です。

つまり、3000万円を受け取ることができる確率はかなり低いということ。

 

これを分かっていないから、

実際保険金を受け取るとなった時、すさまじいギャップになるんですね。

 

※【出所】「平成23年度簡易生命表(男)」より

 

まとめ

 

高額な保険金をかけて、高額な保険料を支払っているのに、

受け取る保険金はほんの一部。それには「期間」が関係していて、

日本人の多くが加入している「一定期間タイプ」の保険は、

その期間内に万一がないと保険金がおりません。

これ、よくよく考えなくても当然のことなんですけど。

 

保険は自分のリスクにあったものを選びます。

「期間」にも注目して、保険を選んでください。