最近では、

「病気の人でも保険に加入できる」

なんていうCMがあります。

 

保険は病気や怪我・死亡など万一に備えるものですが、

すでに万一を抱えている人が加入することなんて、できるんでしょうか?

 

くわしく見ていきましょう。

 

病気の人が生命保険に加入すると

 

余命数ヶ月と宣告された人がいます。

そんな人が急いで生命保険に加入したらどうなるでしょう?

毎月数千円の保険料を数ヶ月間支払って、

亡くなったとき何千万円の保険金を受け取ることになります。

 

そんなことされたら、

保険会社は、支払ってもらった保険料が貯まる間もなく、

保険金だけがでていって倒産しちゃいます。

 

また、持病のある人ばかりでも困ります。

保険会社としては、将来医療費としてたくさんのお金を支払う必要があるんで

すから。リスクでしかありません。

 

もし持病のある人を受け入れて支払うお金が必要ならば、

保険会社は加入者から毎月多くの保険料を支払ってもらわないといけなくなり

ます。

 

生命保険に加入するにあたって

 

「保険加入者の支払う保険料が少額で、

万一のときに多額の保険金を受け取ることができる」

といった保険の仕組みを維持するためには、

保険加入者が健康で病気のリスクが少ない人であることが前提なんです。

 

ただ冒頭にもあったように、

最近では、病気の人でも保険に加入できるなんてことがあります。

これは、どんな病気でも無条件で加入できるわけではないので、

注意してください。

 

病気の人は、保険の見直しもできない?

 

最近では、一度加入した保険を見直して、

別の保険会社の保険に加入する人もいますよね。

 

ただこの時、持病を持っている人は見直しができない場合があります。

なぜかというと、

見直しといっても、別の保険会社の保険に加入するとなると、

新しく保険に加入する人と同じ扱いになるからです。

 

なので、保険の見直しも健康なうちにするようにしてください。

 

まとめ

 

最近では、過去に重い病気にかかったことがあっても加入できる生命保険が販売されています。

しかし、無条件というわけではなくて、医師の診断が必要な場合もあります。

加入できないこともあるので注意してください。