みなさん、
自分が加入している保険契約の内容は理解していますか?
していない人多いだろうな〜だってそれが日本人だから。
厳しく聞こえますが、
自分が加入している保険契約の内容を理解しているのは当然のことです。
じゃないと、おかしな保険に加入していても分からないですから。
今日はそんな「おかしな保険契約」についてお話します。
ちなみに、保険契約の内容は「保険証券」を見れば確認できます。
契約時に生命保険会社から送られてくるもので、
開封しないまま持っていたり、無くす人までいるので要注意です。
では、
くわしく見ていきましょう。
おかしな保険契約
「定期付終身保険」ときくと、
どんなイメージを持ちますか?
終身保険だから一生涯保障?
ちがいます。
「定期付」が付いた終身保険なんです。
定期は期間限定の保障なので、
期間限定の終身保険ということ。
一見正反対のもので混乱しますが、
これには保険のからくりがあるんです。
メインとオプションの逆転?
定期付終身保険でこんな例がありました。
65歳までは期間限定で2900万円の保障。
65歳を過ぎたら100万円の保障になる「定期付終身保険」です。
つまり、
65歳を過ぎたら100万円しかもらえない終身保険なんです。
オプション的についている定期保険が2900万円ももらえて、
メインを思わす終身保険が65歳を過ぎたら100万円しかもらえないんです。
こんなのぼったくりだ!
これが保険の現実です。
さらに悲しいお話をすると、
死亡率は65歳を過ぎると13%から87%にぐんと上がるので、
一番保障すべき65歳以降を保障できていないということです。
ちなみに追い打ちをかけますが、
この保険に支払う総額は1103万円だったので、
65歳を過ぎた場合、ただの大損になります。
まとめ
お分かりいただけましたか?
「保障すべき期間に保障できていない。」
今回の例で言うと、
死亡率が高くない期間に2900万円の保障をかけて、
死亡率がぐんと上がる65歳以降に100万しか保障をかけていない。
こんなおかしな話はありません。
でもこれに気付かないのは、
「自分の保険契約の内容を理解していない」というところにあります。
保険証券もしかり、保険契約を自分で理解するなり、
理解した人に教えてもらうなりして、
責任持って保険に加入しましょう。